受験と教育の羅針盤

教育に関連するあらゆる場面の道標


最大の教育者は親である。


「孟母三遷」の言い伝えのように、子どもの教育に一番の影響力を及ぼす存在、それは「親」です
「孟母三遷」とは孟子の母親が、子どもの教育のために、墓地の傍から市場の傍へ、市場の傍から学校の傍へと、
三度も引っ越しをすることによって、子どもにとっての最高の環境を与えようとしたことです。

ここで気をつけていただきたいことは、
「子どもにとっての良い環境」よりも
子どもに良い環境を与えようとする親の意識」の方が重要であるということです。
つまり、常に子どもをよく見つめ、今何が大切であるかを正しく判断して与える。
この姿勢が何よりも重要なのです。場所ではありません。

「一人の賢母は百人の教師に匹敵する」という言葉もあります。
いくら教師が束になって取り組んでも、一人の親の影響力には及ばないという意味です。
子どもを命がけで生み、自分を犠牲にしてでも育ててきた親に、どうして他人が勝てるでしょうか?

しかし、子どもが成長していくにつれ、反抗期も迎え、子育てそのものが煩わしく感じられることもたまにはあるかもしれません。
でも、親の使命を放棄してはいけないのです。
子どもは社会の大切な財産であり、未来を支える希望」なのです。
少子化が叫ばれる中、社会は、政府は、様々な子育て支援を実行しようとしています。
なぜ、自らの生活を犠牲にしてまで、子育てにお金を費やすことに協力するのでしょうか?
大人は、いずれ子どもが成長し、社会に貢献し、何倍もの富をもたらせてくれると期待しているからです。

つまり「子育ては立派な社会貢献」の一つなのです。
子育てが大変なのは皆同じです。
親が最大の教育者であることを自覚して、日々子どもに接していきましょう。


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