受験と教育の羅針盤

教育に関連するあらゆる場面の道標


「自分なりの勉強」はダメ!


「自分なりの勉強」は残念ながら認められません
「自分なり」というのは、自分の努力不足を正当化しようとするときによく使われます。
すなわち一種の自己防衛反応なのです。

スポーツ選手がオリンピックの舞台で金メダルを獲得したとき、
インタビューにおいて、「自分なりに頑張った結果です」と話している場面を見たことがありません。
成功した人、結果を出した人は、「自分なり」という言葉は使わないのです

企業においても、営業ノルマを達成することができなかった部下が、
「いや、自分なりには頑張ったんですけどね。」と訴えてきたとき、
「そうか、自分なりには頑張ったんだな。それなら仕方がないな。」
などと上司が認めてくれることがあるでしょうか?
絶対にありえませんよね。仕事は結果で評価されるものです。
そうでなければ収益を上げることはできません。

受験生でも模試などで結果が出ない生徒ほど、
「自分なりには勉強しているんですけど、結果に結びつかないんです。」
と無意識のうちに自己を正当化しようとします。
しかし、はたから見ていると、「自分なりの勉強」は間違いなく手抜きの勉強になっています
「自分なり」というのは「自分にとって都合が良い」という意味なのです。
だから楽をしようとする。与えられた課題を「自分なり」に解釈して削減しようとするのです。

保護者の皆さん、我が子が「自分なりに」という言葉を使ったときは要注意いです。
受験生の皆さん、「自分なりには努力をしてるんだけどな。」という言葉が頭に浮かんだ時は、
冷静に自分の勉強に対する取り組み方を検証してください。

受験は合否がはっきり分かれるという残酷な部分があります。引き分けはないのです。
ですから、自分の甘えを捨てて受験勉強に立ち向かいましょう。



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