「年金2000万円問題」が叫ばれたのは2019年でした。
40代・50代の人々はこの問題を受けて、
「老後貧乏」にならないようにと、節約や貯蓄を大きく意識し始めました。
そして貯蓄を増やすためにどうすべきか、あれこれと悩み考えています。
しかし、この問題は20代の頃から考える必要があります。
なぜならば、貯蓄を増やすためには、第一に収入を増やすことを考えなければなりません。
その収入はすでに20代から大きく個人間に差がつき始めているのです。
そしてその収入に関係するのがどの大学を卒業したかです。
「平均年収が高い出身大学ランキング100選(最新決定版2024)」で見てみると
上位20校中13校は受験科目数の多い国公立大学で、
7校の私立大学は慶応大学・早稲田大学・上智大学、国際基督教大学など難関有名大学で占められています。
ちなみに西南学院大学は78位、福岡大学は96位です。
生徒の皆さんにこのような生々しいお金の現実はいかがなものかとは思いますが、
大学生が学生時代に勉強しておけばよかったことの第1位は「お金のこと」です。
「お金のこと」は社会に出ると身に染みて重要であることを感じはじめます。
ならば中学生や高校生の頃から現実社会の姿を垣間見ながら
将来自分がどのようになりたいかを創造していくことは、とても大切なことではないでしょうか?
もちろんどのような大学を出ようが、いや高卒・中卒でも社会で活躍し、富を得ている人はたくさんいます。
上記のランキングはあくまでも一般論にすぎません。
しかしながら、どの高校・大学に進学するかで、人は大きく価値観に影響を受けます。
一流の集団に属すれば一流の価値観を持ちやすくなることでしょう。
「こんなはずではなかった」
と社会に出てから後悔しても空しいだけです。
生徒の皆さんはどのような学校を選択するか、まだ今から選べるのです。
このチャンスを逃さないようにしていきましょう。

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